今まで遠方やコロナを理由にやらないで済んでいた親戚付き合いが、引っ越しを機に私の目の前に立ちはだかってきた。コロナ病み上がり早々、義家族集合の儀式。
最初に言っておく。義家族はみんな基本いい方々で私は多分恵まれているほうだ。問題なのは私のメンタル。そう、この卑屈お豆腐コミュ障のせいなのだ。
まず、義家族集合の儀式の予定が入った時点で私は予期不安と被害妄想を膨らませる。「子供は？」とか聞かれたらなんと答えるのが正解なのか、とか、嫌味を言われたらどうしようとか…勝手に考える。義家族の皆様はたぶんいろいろ察して弁えている方々なので配慮してそんなことわざわざ聞いてこないだろうなっていう気持ち90%と、信用していない10%の気持ち。この10%が私を苦しめて重い気持ちにさせる。そして、もし聞かれなかったとしてもどうせ「外れ嫁だなぁ…」ってきっと心の中では思ってるんでしょう？って思う。これはもはや信用してようと、なかろうと、世間一般的な嫁というカテゴリ内で私は底辺だという事実があるから単純に肩身狭いのだよ。こうなったらもう私の存在がもうダメじゃんって消えたくなる。
そんなことを考えながら儀式の当日は、安定剤と下痢止め飲んでキメていく。2時間、2時間耐えれば大丈夫、ただごはん食べに行くつもりでいけば大丈夫って言い聞かせながら。もううまく喋ろうとかは思わない。空回りたくない。特に人数が多いと私はどう話したらいいのかわからなく性分だから、そこはもう諦める。とりあえず、挨拶と返事と笑顔。それだけ意識してあとはなぁーなぁーになってしまうダメダメな私。
そしてなんとか無事に儀式を終えて胸を撫で下ろす。と、ここで終わればまだいいのだけど、反芻思考タイムの始まり。まずひとりコミュ障反省会。挨拶返事笑顔ではカバーできないコミュ障ぷりがどうしても発揮されてしまうから、なんか微妙な雰囲気になってしまった場面を思い出してあー恥ずかしい、死にたいってなる。
そして、さらに！自分の今の立ち位置や人生を振り返る。私の実家はとてもドライだから、健全な義家族の様子を見ると比べてしまう。ああ、これが多分普通なんだろうなって。私が変なんだろうなって、そりゃそうだよな、母親が自殺で死んでる家庭なんて普通じゃないよね、普通は子供が産まれることにポジティブな印象を抱くよね、普通は子供を産んで義家族にも孫を抱かせて親孝行！っていう王道コースがいいよね。
とか考え出したらきりがない。普段心の奥底に蓋をしてしまってあるものが湧き出してコンプレックスが刺激される。私なんて、人生失敗。こんな健全な家族に私のような不健全な要素を持ち込んでごめんなさい。私の存在がごめんなさい…仕事も向いてなければ、結婚も向いてなかった。1番は夫に申し訳ない…私なんか結婚しないで野垂れ死んでればよかったのかな…
と、ミドサーは未だに病む。病みまくる。だって何も解決してないしねほんとに。挙句の果てに目眩に襲われる。
結婚したときはさ、生きようって珍しく生命力に溢れてた。でも根本は変えられなかったみたい。というか、結婚してより自分のことが明確化してきて、現実を見せられて…そこでやっと私も私のことを理解できたのだ。結婚する前にここまで自己を理解してたなら、私は独身貫ける環境なら独身で、そんな環境なかったらただ野垂れ死んでただろうなと思う。まぁ結果ズルズル生きてきてしまったわけだけど、それがいいのか悪いのかわかんねーや。
とネチネチと思いを書いてきたわけだけども。
結局ね、私離婚するつもりもなければ、親や親戚が喜ぶような道を選ぶつもりもないんだなこれが。普通の道を選べる人は普通に選んでるもん。私は普通を演じる道は選べない。死ぬほど病んで、死ぬほど疲れて、やっと普通になれたところで何になる？ポンコツはもう普通からは脱落させていただくのである。
お豆腐メンタルと言いながら、ある意味気が強いという矛盾ね。私の図々しいところ。でもさ、普通の人だって図々しいところくらいあるでしょう？
結論もうそれでいい。私はこれでいい。これでいくって決めた。夫もそれでいいっていうから、このままいくのだ。開き直るのだ。でも、王道の幸せを提供できなくとも、私といたら面白い人生だよって思わせることができる自信は少しだけある。
今はね親戚の中では肩身狭くチョコンと座って大人しくしてる。だけどもまだ諦めてないのだ。私には別の光り方が残されていると信じてる。
もしそれが叶わなかったら…
親戚付き合い撤退するかもしれんwwwww
クソだな私wうまくやれるのが1番だとは思うけど、うまくできない苦手な人向いてない人っているもので。そういう人はね最初は険悪で気まずくなっても、潔く諦めて切っちゃったほうが幸せかも。こんなふうに予期不安から反芻思考まで時間とエネルギー消費しなくていいし。
でもまぁ私はもう少し頑張ってみる。
