子なし専業主婦のクソ日記

話す人がいなくて寂しいから書くブログ

自分の意思を置き去りにしたまま、妊娠流産した話②

⚠︎自分と他人の境界線つけられない人はこの記事読まないでー!結婚出産は正義!と思ってる人は読まないでー!

 

でまぁ妊娠したわけだけど、悪阻だけはしっかりあって、感情面には喜びがなくて耐えられなくなった。もちろん気が狂いまくっていた。エコー写真ビリビリに破いて捨てた。そこで浮かんだのが、堕すか、死ぬか、の2択だった。でもさ、きっと堕したら周囲から批判喰らって離婚でしょ?ならもう死ぬしかないじゃん。

 

夜中6階のベランダで声を上げて泣いた。なんで、なんで飛び降りることができないんだって。

 

それから頑張って正気を取り戻したフリをして、重い体と心を引き摺りながらなんとか検診へ行った。心理的にもう終わってたのに、なぜかメンヘラ患者だと悟られたくない気持ちが強烈で、看護師にも医師にも私は冷静ですよの体を貫いた。そして、何食わぬ顔で検診したら、心拍が止まっていた。以前確かに聞いて見て確かめた動きがなかった。ここでも私の気持ちは動かなかった。言うなれば…無である。でも帰り、ちょっと公園に寄る余裕があった。心なしか心身ともに少し楽になった気がして、一滴も流れない涙どころか、ホッとしている自分にあれ?あれ?と思いながら掻爬手術の日を待った。

 

いろいろあって、掻爬手術2回した。一度目は麻酔から目が覚めたらとにかく痛くて病院着からシーツまで冷や汗でびしょ濡れにした。2度目は麻酔の効きが弱くて、軽く意識がある中痛い痛いと言いながら耐えた。

 

何これ?

私の感想、それだけ。

 

それから知ったこと。妊娠出産を機に、精神科に入院する人は案外いるらしい。でも誰も教えてくれない。教えてくれるわけがない。心療内科への通院歴があろうと、誰も将来の妊娠出産について忠告したり止めたりしなかった。相当重度だったり、状態が悪いときでもない限りするわけないか。

 

なんとなく結婚妊娠するなんて普通だと思ってた。私は普通の人だから、普通になれると思ってた。でも違うんだと、心底思い知った。そして、大事なところは誰も教えてくれないし、なんならタブー視されてる。

 

それから私は自分の意見を持つこと、調べて学ぶこと、考えること、意思を貫くこと、世間体や周囲の目線をどこまで気にするか?、どこを妥協するか、どこを譲らないか、自分はどんな人間で何ができるか、何ができないか…

常々意識するようになった。30歳くらいにしてやっと自我が生まれたような気分。そして、少しだけ生きやすくなった。

 

自分の意思で生きられる時代と環境には感謝している。少子化に対しては申し訳ないけど、そもそも残すべきたいそうな遺伝子でもないので、勘弁してほしい。

そして、産まない私が言うのもあれだけど、いつか人々が子供を作るにあたり、ゲノム編集とかうまくいくのなら当たり前になってほしいと個人的には願っている。

 

ということで最終的には妊娠流産も学びに変えることぐらいしかできない。反省するとしたら、私は愚者だということ。愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶんだもの。ダメだったなぁ。